12日午後2時半(日本時間同3時半)ごろ、中国西部の四川省を震源にマグニチュード(M)7.8の大規模地震が発生した。同日午後11時20分(日本時間13日零時20分)の国営新華社によると同省で8533人が死亡。周辺地域も含めた死者は少なくとも8700人に達し、今後さらに増える可能性が高い。震源地周辺の道路網が遮断されるなどインフラにも被害が広がっており、中国経済に影響が出る恐れもある。胡錦濤国家主席は被災者らの救援を指示したほか、温家宝首相が現地入りし、首相をトップとする災害対策本部を設置した。大規模災害が新たな社会不安につながりかねず、北京五輪を3カ月後に控えた中国は災害救助活動に全力を挙げる方針だ。
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