米国のリスクマネジメント調査団体リスク・マネジメント・アソシエーション(RMA)は、情報技術開発の米オートメーテッド・フィナンシャル・システムズ(AFS)と共同で、2008年第1四半期の商業ベンチマーキング・データ最新版を発表した。米中小企業向け貸し出しの半分以上を占めるとされる米大手商銀17行の回答によれば、中小企業向け貸出残高に占める未収利子不計上債権(不良債権)比率は昨年初めから上昇に転じ、現在0.83%で、前四半期比26%増、前年同期比84%増となった。同比率は、期限を30-89日超過している支払い延滞比率とともに、04年3月以来の高いレベルとなっている。業種別では、建設業界が2.55%と最高で、未収利子不計上債権が前期比36%増、前年同期の0.65%に比べ約4倍増、期限超過の貸し出しが業界全体の平均0.76%を超す1.95%となっている。このほかに同比率が平均以上となった業界は、美術・エンターテインメント・レクリエーション(1.99%)、小売り業(1.10%)、製造(1.02%)。
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