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水曜日, 3月 23, 2011

現状の原発問題と今後 コラム

福島原発問題

・現状のリスク状況
 以前廃燃料及び燃料からの放射能の漏えいに関する深刻さがましていたが、

 対応
 ・廃燃料 → 放水等にて廃燃料の露出と温度低下を目的として実行
   結果   成功
   懸念事項 放水により被害拡大は免れたが一時的な処置のため
        電源を復旧させ冷却機能が回復するか

 ・燃料  → 電源復旧を実施
        電源復旧おおむね成功
        一号機冷却器機能回復→ 燃料の温度低下
   懸念事項 他の号機冷却機能がうまく回復するか

 概ね危機は去ったと思われる。

 今後の問題
 ・日本における原発の意義の検証及び安全性の確保の議論
   大問題になると思われます。資源の少ない日本において
   原子力発電以外の発電の促進は急務と思われます。
 ・今回の放射能漏れに伴う被害
   1.参加された作業員は現状問題ないと思われますが、2,3年後健康上に
     支障をきたす可能性がります。その際の対応を考えておく必要があります。
   2.農産物の被害に対する損害賠償
   3.住民に対する損害賠償及び今後2,3年の健康保障
     (被爆者手帳等検討)
   4.東電の電力不足に伴うリカバリ(損害賠償等発生する可能性あり)
   5.東電及び政府の責任問題追及
   ※ 東電は多くの損害賠償を加味し最大2兆円の資金調達を実施

 今回の事故に対する問題点ver1.0
現状での報道情報を加味し、記載いたします。
   1.東電の初期初動の遅れ
     初期状態における情報収集がままならなかったため、自社での対応で
     リカバリしようと方針をとった方向性。
   2.東電の情報開示、情報収集の遅れ
     危機管理において一番大事なことは、情報収集です。
     情報収集に最大限の注力を注いでください。
   3.政府との連携不足
   4.米国及び関係先との協力不足
   5.周辺地域の住民、行政への説明不足
 
   等あります。
   一番の原因は、情報収集です。そして、情報収集を行い最悪の想定も考え
   行動していれば、被害も拡大せず早い解決が見込まれたことでしょう。
   縦割り行政の欠点です。
   また上表収集に関しては、アメリカの無人偵察機を利用させていただく、
   米軍の経験・知識を利用するなど、数多くの方法があったことでしょう。
   そのような状況を踏まえ、諸外国は最悪の事項を想定し本国避難、80キロ圏
   住民の移動を発表したと思われます。
   それは、間違いでないと思われます。

   日本のリスクに対する考え方が、災害大国でリスクを多く経験しているのにかかわらず
   変わっていない悲しいことです。

   阪神大震災よりも多少は被害地への物資配送等改善されていますが、もっといい方法
   があったと思われます。

   最後に、日本人の強みは改めてコミュニティであると痛感されました。
   後子供は希望です。

                               KOUICHI

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