個人情報 元警部補が罪状認める、情報漏えい・収賄事件初公判

福岡県警が保有する市民の個人情報を教えた見返りに金を受け取ったとして、加重収賄罪と地方公務員法（守秘義務）違反に問われた県警公安３課の元警部補、千代原教文(のりふみ)被告（５１）と、贈賄罪に問われた元調査会社経営の無職鳥羽和博被告（４４）の初公判が２５日、福岡地裁であった。両被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。 　起訴状によると、千代原被告は昨年１月～今年５月、部下に依頼するなどして県警の照会システムに頻繁にアクセス。３９人分の本籍や住所、犯歴などの情報を鳥羽被告に伝え、見返りに計５８万３０００円を受け取るなどした、としている。